日本の対外戦争と世界の情勢

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zoom RSS 仙石由人代表代行は日本一の国士:尖閣問題その6:北方四島問題その2

<<   作成日時 : 2011/03/08 21:52   >>

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北方四島問題については,「菅直人内閣が日本を救う:尖閣問題その6:北方四島問題」で,
「アメリカが第二次世界大戦以降,日本に対して,いかなる平和処理又は戦争請求権処理を行ったか,更には,アメリカは,20世紀・21世紀における全ての,自国の対外戦争で,
いかなる平和処理又は戦争請求権処理を行ったか」を調べることになっていました。

20世紀・21世紀におけるアメリカの全ての対外戦争について,時系列で列挙したいと思います。ブリタニカ国際大百科事典 アメリカ合衆国史 p.454 以下を参照しました。
1898年 アメリカ=スペイン(米西)戦争 獲得領土:キューバ・プエルトリコ・グアム・フィリピン諸島,この年,ハワイ諸島を併合。サモア諸島のツツィラ島と周辺小島等。
1901年 中国義和団事件 米国は領土獲得と賠償要求との禁止を提案 しかし,この北清事変とも呼ばれる事件の結末については,本ブログ「日本の対外戦争と世界の情勢」中の
「北清事変・その四」:
http://aiaiwa.at.webry.info/200604/article_1.html
北清事変・その五
http://aiaiwa.at.webry.info/200604/article_3.html
にその関連記事がありますように,日,英,米,仏,露,独,墺,伊の8ヶ国がとった行動は中国民衆にとっては「侵略者」の行動そのものでありました。

20世紀初頭の10年間,米国は自国周辺と東アジアでの利権獲得に乗り出したのであります。
1917年 アメリカは第一次世界大戦に参戦。1918年大統領ウィルソンの14ヵ条発表。
以下は,Embassy of The United States in Japan  "About the USA":
http://aboutusa.japan.usembassy.gov/j/jusaj-majordocs-fourteenpoints.html
よりの引用です。
その第14条「XIV 大国にも小国にも等しく、政治的独立と領土保全の相互保証を与えることを目的とする具体的な盟約の下に、諸国の全般的な連携が結成されなければならない。」
となっています。この提案が,後に,国際連盟誕生として結実しました。
1941年 アメリカは第二次世界大戦に参戦。1941年8月14日に英米共同宣言(大西洋憲章)が公表されました。
以下は,「たむ・たむ(多夢・太夢)ページにようこそ!! 英米共同宣言(大西洋憲章)」
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/eibeikyoudousenngenn.htm
からの引用です。
(訂正:20110428 14:16 現在,上の url では目的の HP にアクセス出来ません。次の url をご利用下さい。
「日本政治・国際関係データベース 東京大学東洋文化研究所 田中明彦研究室」
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/docs/19410814.D1J.html  )
*************************************
[文書名] 大西洋憲章(英米共同宣言)
[場所] 
[年月日] 1941年8月14日
[出典] 日本外交年表竝主要文書下巻,外務省,540頁.
[備考] 
[全文]
アメリカ合衆國大統領及ヒ連合王國ニ於ケル皇帝陛下ノ政府ヲ代表スル「チャーチル」總理大臣ハ曾合ヲ爲シタル後兩國カ世界ノ爲一層良キ將來ヲ求メントスル其ノ希望ノ基礎ヲ成ス兩國國策ノ共通原則ヲ公ニスルヲ以テ正シト思考スルモノナリ
一、兩國ハ領土的其ノ他ノ増大ヲ求メス。
二、兩國ハ關係國民ノ自由ニ表明セル希望ト一致セサル領土的變更ノ行ハルルコトヲ欲セス。
三、兩國ハ一切ノ國民カ其ノ下ニ生活セントスル政體ヲ選擇スルノ權利ヲ尊重ス。兩國ハ主權及自治ヲ強奪セラレタル者ニ主權及自治カ返還セラルルコトヲ希望ス。
四、兩國ハ其ノ現存義務ヲ適法ニ尊重シ大國タルト小國タルト又戦勝國タルト敗戰國タルトヲ問ハス一切ノ國カ其ノ經濟的繁榮ニ必要ナル世界ノ通商及原料ノ均等條件ニ於ケル利用ヲ享有スルコトヲ促進スルニ努ムヘシ。
五、兩國ハ改善セラレタル勞働基準、經濟的向上及ヒ社曾的安全ヲ一切ノ國ノ爲ニ確保スル爲、右一切ノ國ノ間ニ經濟的分野ニ於テ完全ナル協力ヲ生セシメンコトヲ欲ス。
六、「ナチ」ノ暴虐ノ最終的破壞ノ後兩國ハ一切ノ國民ニ對シ其ノ國境内ニ於テ安全ニ居住スルノ手段ヲ供與シ、且ツ一切ノ國ノ一切ノ人類カ恐怖及欠乏ヨリ解放セラレ其ノ生ヲ全ウスルヲ得ルコトヲ確實ナラシムヘキ平和カ確立セラルルコトヲ希望ス。
七、右平和ハ一切ノ人類ヲシテ妨害ヲ受クルコトナク公ノ海洋ヲ航行スルコトヲ得シムヘシ。
八、兩國八世界ノ一切ノ國民ハ實在論的理由ニ依ルト精神的理由ニ依ルトヲ問ハス強力ノ使用ヲ抛棄スルニ至ルコトヲ要スト信ス。陸、海又ハ空ノ軍備カ自國國境外ヘノ侵略ノ脅威ヲ與エ又ハ與ウルコトアルヘキ國ニ依リ引續キ使用セラルルトキハ將來ノ平和ハ維持セラルルコトヲ得サルカ故ニ、兩國ハ一層廣汎ニシテ永久的ナル一般的安全保障制度ノ確立ニ至ル迄ハ斯ル國ノ武裝解除ハ不可缺ノモノナリト信ス。兩國ハ又平和ヲ愛好スル國民ノ爲ニ壓倒的軍備負擔ヲ輕減スヘキ他ノ一切ノ實行可能ノ措置ヲ援助シ及助長スヘシ。
フランクリン・ディー・ローズヴェルト
ウインストン・チャーチル
*************************************

1942年アメリカのリーダーシップのもとで連合国宣言(United Nations Declration)発表。前年の1941年8月14日に公表された英米共同宣言(大西洋憲章)の8項目の基本原則を基礎にしました。詳細については,次の url :
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/renngoukokukyoudousenngenn.htm
を利用 して,原文をご覧下さい。
(訂正:20110428 14:16 現在,上の url では目的の HP にアクセス出来ません。次の url をご利用下さい。
「四島のかけはし」
http://www.hoppou.go.jp/library/document/data/19420101.html   )
/////////////////////////////
(この連合国宣言(United Nations Declration)の調印国一覧を,「たむ・たむ(多夢・太夢)ページにようこそ!! 英米共同宣言(大西洋憲章)」から,下に引用します。)
最初の署名国
4大国 中華民国 • ソビエト連邦 • イギリス • アメリカ合衆国
他の国々 オーストラリア連邦 • カナダ • コスタリカ共和国 • キューバ共和国 • ドミニカ共和国 • エルサルバドル共和国 • グアテマラ共和国 • ハイチ共和国 • ホンジュラス共和国 • インド • ニュージーランド • ニカラグア共和国 • パナマ共和国 • 南アフリカ連邦亡命政府 ベルギー王国 • チェコスロバキア共和国 • ギリシャ王国 • ルクセンブルク大公国 • オランダ王国 • ノルウェー王国 • ポーランド共和国 • ユーゴスラビア王国
その後の署名国
1942 メキシコ合衆国 • フィリピン独立準備政府(en) • エチオピア帝国
1943 イラク王国 • ブラジル連邦共和国 • ボリビア共和国 • イラン帝国 • コロンビア共和国
1944 リベリア共和国 • フランス共和国臨時政府
1945 ペルー共和国 • チリ共和国 • パラグアイ共和国 • ベネズエラ共和国 • ウルグアイ東方共和国 • トルコ共和国 • エジプト王国 • サウジアラビア王国 • レバノン共和国 • シリア王国 • エクアドル共和国
/////////////////////////////

[コメント]19世紀末から,20世紀初頭にかけて,植民地獲得に躍起となっていたアメリカは,地球を二分しての大戦を二度経験して,小さな地球上の全人類がどのように生存すべきかについて自分なりの原則を世界に公表して,それを着実に実行しようとしました。
そうしなければならなかった事情は多数存在するでありましょうが,
1.地球上の全ての土地に国境線が張り巡らされ,植民地と宗主国に分類された。
2.マルクス・エンゲルスらの共産主義革命理論が出現し,レーニンの指導するソビエト連邦が誕生した。
3.戦争で使用される武器が,科学の発達により,各種大量破壊兵器へと変化した。
等々という歴史的事実を見逃すことは出来ないでありましょう。

アメリカは二つの大戦の結果,「戦勝国は敗戦国から,いかなる領土も利権も強奪しない。」という原則を主張するようになったと思われます。しかし,アメリカは常に自国にもこの原則を適用したようには思われません。
例えば,キューバ(1959年共産主義革命)・フィリピン諸島(1946年独立,1991年ピナトゥボ山噴火で米軍基地撤去)等の例もありますし,その他の植民地的領土はそのままアメリカ化されて,合衆国の州などとしてアメリカの支配下に入っています。

そして,第二次大戦後,アメリカが関係した戦争を列挙した資料,例えば,
[第二次大戦後、アメリカの関わった主な「戦争・紛争」]:
http://3rd.geocities.jp/seikenron/siryo.htm
によりますと,
1950年〜53年 【朝鮮戦争】,1965年〜73年 【ベトナム戦争】,1991年 【湾岸戦争】,2001年〜【アフガニスタン戦争】,2003年〜2010年【イラク戦争】等
を含めて60余年の間に21度の戦争・紛争にアメリカは関与し,非常に好戦的,且つ,独善的にみえます。
しかしながら,アメリカは戦闘中には相手側に甚大な損害は与えていますが,各戦争後,何らかの領土・利権を獲得したようには見えません。(私の知識不足を恐れますが。)

日本の周辺領土問題に関連する歴史的事項については,今回,触れることが出来なかった部分が,なお,沢山ありますが,それらは次回に述べたいと思います。
(記入:11/03/08 21:50 藍愛和)  (訂正:11/04/28 14:26 藍愛和)

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2011/05/06 03:25

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