日本の対外戦争と世界の情勢

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zoom RSS 美しい国と従軍慰安婦(その二)

<<   作成日時 : 2007/06/28 22:57   >>

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2007/06/28 の今朝の新聞に従軍慰安婦問題が報じられていました。要点・キーワード・関連事項等を書き出します。
1.米下院外交委員会,ラントス外交委員長,マイク・ホンダ議員,ペロシ下院議長(民主党)
2.日本政府に従軍慰安婦問題で責任を認め,公式謝罪するよう求める決議案を 06/26 (現地時間)に米下院外交委員会は採決を行い, 39 - 2 で賛成可決。
3.一月末にマイク・ホンダ議員(民主,カリフォルニア州)が決議案提出
4.共同提案者は民主,共和両党の 140 人。
5.ラントス委員長らが日米関係に与える影響に配慮し,謝罪要求の表現を「謝罪すべきだ」から「謝罪すればこの問題の再燃を防げる」と変更した。
6.下院議長ペロシ氏は「下院(全体)として可決し,慰安婦が蒙った恐怖を忘れないという強いメッセージを送るのを楽しみにしている」と発言した。
7.政府は河野談話を継承する立場について米側に引き続き理解を求めながら事態の沈静化を図る構えだ。
8.平沼議員と自民,民主両党の有志議員は 27 日に記者会見し「事実に基づかない対日非難決議は,日米両国に重大な亀裂を生じさせ,両国の未来に暗い影を落とす」と憂慮する声明文を発表した。
9.「日本軍[慰安婦]問題ネットワーク」(東京)は 27 日記者会見し,決議を歓迎する声明を発表した。
10.慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話 平成5年8月4日
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/kono.html
11.慰安婦に関する米軍の資料
http://www.exordio.com/1939-1945/codex/Documentos/report-49-USA-orig.html
http://nippon01.seesaa.net/article/37648708.html
12.カン・イルチュルさんは 27 日「本当の謝罪があれば慰安婦問題も過去のことになる。そうすれば韓国と日本,アジアのみんなが和解できるのに。日本は今も再び国を大きくすることを先に考えているみたい」と言ったと共同通信は伝えている。彼女は 15 歳で日本軍従軍慰安所に送られたそうである。

安倍首相は日本は美しい国である,とおっしゃっています。
私もそう思います。(参照:http://aiaiwa.at.webry.info/

日本人はお国のために命を捨てることが出来る国民でした。日本人全体がそのような国民になるよう,教育され,指導されました。社会の仕組みそのものが国民をして国家の柱石となるために身命を抛つことが出来る人間を養成することが可能なように作られていました。一方国民も亦そのことが富国強兵につながり,自己の安全と自由に役立つと考えていました。私はそこに日本の美しさがあると考えます。その美しさはしかし常に検証し,強固にするための努力を怠ってはならないでしょう。

私は特攻隊員として自爆攻撃を敢行した神兵を尊敬し,顕彰したいと思います。しかし,若者をして特攻隊員になるよう指導・育成した人物やそれに繋がる勢力が戦後生き伸びて敗戦の辱めを受けながら,権力者として利権を貪り,再び若者を特攻隊員に育て上げることには反対です。それは醜い行為だからです。人間は死ぬことより生きることが難しいと思いますが,生きることは勇気のある美しい行為である,と私は考えます。

この美醜を分かつものは何か,それはカンさんがおっしゃっていますが,外国を尊敬するか,差別するかの違いであると思います。カンさんは別に対日差別をしているわけではないと思います。

日本軍従軍慰安婦問題について,私の日頃抱いている疑問点等について,列挙したいと思います。
[1].第二次大戦後の占領軍も慰安所を作ったそうですが,そこで占領国の英米豪等の女性が売春婦として働いていたとは聞いていません。日本軍は占領地の至る所に日本人(日本本島と朝鮮半島,台湾島等の住民)の売春婦を働かせていました。

[2].日本軍従軍慰安婦は非常な高給取りだったそうで,当時の日本の兵隊の給料より遙かに高かったと言われています。日本兵の命の代価は当時一銭五厘と自虐的に言い伝えられていました。召集令状が葉書一枚で伝達されたかららしいのです。

[3].[「舎監」は彼女達が契約した時に被った債務金額次第で彼女らの総収入の50〜60%を受け取る。これによると、月平均で女性は1500円の総収益をあげ、彼女は750円を「マスター」に返済する事になる。]
これは上に示した米軍資料からの引用です。

[4].上の資料によれば,慰安婦の月収は 750 円です。現在の物価を当時の千倍としますと,月収 75 万円に相当します。日本の現在の公務員の二倍の給料です。このシステムは余りに異常です。

[5].上の米軍資料によりますと,日本軍従軍慰安所は日本軍の完全な指導監督下にあったと思われます。そのシステムによって,日本兵の給料は内地で待つ父母や妻子のもとに届けられることなく,多くが慰安婦の懐に入ったようです。その内の半分は「舎監」に渡されました。その内,又幾分かは日本人将校の懐に還元されたでしょう。内地からの慰問袋には男に不要な口紅や人形や女性用洋服が入っていたそうです。日本兵の多くが「性奴隷」と言われる慰安婦に一時の生の喜びを得るだけで,南洋のジャングルで護国の鬼となり朽ち果てました。日本軍の規律について世界に誇ることができるのは,第一次世界大戦までのように思います。

[6].日本軍従軍慰安婦問題について,日本の国には現在「狭義の強制性」を示す文書等の証拠は一切ないことが声高に主張されています。これは世界に通用しません。その根拠と思われるものを幾つか挙げたいと思います。
(1) 第二次世界大戦中,日本軍の占領地には従軍慰安所があったことは内地の日本人には知らされていなかったかも知れませんが,占領地の住民が知っている事実であること。
(2) そこで働いていた慰安婦達は強制性があったと証言していること。
(3) オランダ人女性の慰安婦問題では日本軍人が死刑になっていること。
(4) あらゆる資料を調査したが,狭義の強制性を示す証拠はなかったと証言しているのが,日本人だけで,公平な第三者による調査ではなかったこと。日本はその調査を信頼できる国際的調査団に委ねるとは言わないこと。
(5) 日本政府は日本軍従軍慰安婦問題について,官房長官談話として,平成5年8月4日に次のように述べていること。
「今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
 なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。」
今回の安倍首相の訪米時においてもこの談話に基づいて米国首脳の前で従軍慰安婦問題について謝罪していること。
(6) 日本人の中にも従軍慰安婦問題について,日本に人道的責任があると主張する人が存在すること。
(7) 単なる言い訳はするが,従軍慰安婦問題について,日本国に人道的責任がないことを示す決定的証拠を見いだし得ていないこと。

私の独断と偏見による見解であります。皆様方の厳正な御叱正をお待ちします。

[7].BLOG:ぼやきくっくり:
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid246.html
を拝読しました。いつものような議論が展開されています。この記事の中で少し気になることがありますので,引用します。

「ぼやきくっきり」から引用:
(1)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
黒岩祐治
「そもそもこの慰安婦問題という事実に対する認識なんですけどね、日本政府の見解というのがですね、軍や官憲による慰安婦の強制連行を直接示すような資料は見いだせなかったということなんですね。日本政府がそういう事実そのものを認めてないという状況の中で、アメリカ議会で決議して日本に認めろということは、これはどういうことなのか。このあたりの気持ちはどういうものですか?」

マイケル・ホンダ
「日本政府が私に対して、日本のこの軍隊がこの慰安婦問題に対して一切起こったことがないと言ってるってことを、私に対して認めろということですか?実際に女性を捕まえて、そして性的奴隷化しなかったということを言ってるわけですか?もしそうであるなら、どうでしょうか。実際に犠牲者の方々が起こったと言ってるわけですが、それに対してはどうですか?」

黒岩祐治
「何を根拠にマイケル・ホンダさんは、そういう事実があったということをおっしゃるんですか?日本政府は強制的に軍が女性を連行した、そういう事実はいくら探してもないというのは、日本政府の見解として出てるんですね。そうじゃないという根拠は、ホンダさんは何をお持ちなんでしょうか?」

マイケル・ホンダ
「歴史的事実を見ることができると思います。個人レベルでそういうことは起こらなかったと、そしてそのような政策はなかったんだと言っているにもかかわらず、しかし実際にはそういうことが起こったと被害者サイドは言ってるわけですね。実際に償いという形でアジア女性基金が起こってるということ、それから実際に声明という形で、談話という形でコメントが出てるということ、そして首相が実際に謝っているということは、実際に過去、起こっていなければ、どうしてそういうことが起こっているのか、私はそれ自体が理解できません」

黒岩祐治
「要するに日本にはそういう慰安婦問題と言われるようなもの、要するにそういう慰安婦さんという人がいたということの事実だとか、それが、中には本当は働きたくないんだけど働いたという人たちがいた。そういう大きな意味での、広い意味での問題ということは認めてるけれども、いわゆる強制連行と言ってですね、軍が直接的に無理やり女性を引っぱってきて、さぁ働けと言った、こういう事実は認めてないというふうなことなんですけども。どうしてそれをホンダさんは、強制連行の事実まであった、それは歴史的事実だったとおっしゃるんですか?」

マイケル・ホンダ
「強制的でなかったということであれば、どうして過去において日本の首相が、本当にきちんと私どもが尊敬できる人たちが、教育を受けた人たちが、心よりお詫びをするということを言ったんでしょうか?それが理解できません」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(1)

この引用部分について,このBLOGの管理者さんのまとめを一部引用します。

(2)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
でも黒岩キャスター、なかなかGJでしたね。
 「何を根拠に強制連行があったと言うのか?」というツッコミに、ホンダ議員は「被害者があったと言ってる」「歴史的事実だ」てな非論理的な返ししかできませんでしたから。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(2)

二人の発言者の発言の一部をそれぞれ適当に抜き書きしながら,自分勝手に一つの文章を創作し,それをもって一方を非論理的と決めつけています。少なくとも管理者はそのような自分勝手な文章を作らないようにして欲しいと思います。又その文章を根拠に自分の気に入らない一方だけを否定するという論理を使わないようにして欲しいものだ,と私は希望します。

[8].上のブログの中で,日韓密約によって,上の官房長官談話が出されたとしきりに主張されています。密約説を根拠に言い訳しても対外的には全く迫力がありません。それでは外国は納得しないでしょう。密約を韓国がもししたのなら,それは韓国が日本の経済的援助を引き出すためにやったことでしょう。そして日本が経済的援助をしたのなら,韓国は当然又経済的援助を引き出すために慰安婦カードを切ってくるでしょう。ここはカンさんがいうように,日本政府が公式に謝罪し,彼女たちに経済的償いをすれば,それで万事終わりです。ホンダ議員も米国での第二次大戦中の日本人収容所問題を例に引いて忠告しているでしょう。彼は日本人ではありません。彼はアメリカ人です。

[9].米国が,今,日本軍従軍慰安婦問題を持ち出すのは,表の理由は人道問題ですが,真の狙いは勿論経済問題です。それは駐日米軍再編の莫大な費用を日本に負担させるためです。日本政府が正式に謝罪せず,なにやら国会議員達や有識者達が異論を唱えているのは,対米対外強硬姿勢をアピールしながら,莫大な費用負担を押しつけられることに対する国民への言い訳にしようとしているのではないか,と私は邪推したくなります。日本政府は日本軍従軍慰安婦問題について公式謝罪し,彼女たちに補償するが,その他のお金は一切出さないことにすればよいのではないか,と私は考えます。当然負担しなければならない費用は勿論出した方が良いですけれど。
(記入:07/06/28 22:40 藍愛和)

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