日本の対外戦争と世界の情勢

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zoom RSS 日清戦争・その四

<<   作成日時 : 2005/11/19 21:23   >>

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日清戦争当時の日本と諸外国との外交交渉について、
 日本外交文書 第二十七巻 
 自明治二十七年一月至明治二十七年十二月 その一・その二
等を参照しながら、調べたいと思います。日清戦争関連については
事項八 朝鮮国内政改革に関する件 事項九 朝鮮出兵に関し清国並びに朝鮮国と交渉の件 事項十 朝鮮国出兵に関し列国と交渉一件 事項十一 朝鮮国皇室慰問使派遣並びに日鮮盟約の件 事項十二 軍艦浪速高陞(Kowshing)号撃沈の件 
等が収録されています。以下の記述で日付は全て 1894(M27)年内の日付です。日付の後の漢数字は文書番号です。

6/20三六九 朝鮮国駐箚大鳥啓介公使より陸奥宗光外務大臣宛 内政改革を朝鮮政府に提議すべきことに関し意見上申の件 Carefully considered your telegram of 六月十八日which was received 六月二十日7.p.m. but I cannot take steps mentioned in that telegram 〜. 〜 It appears that some powers entertain suspicion upon our attitude towards Corea in sending such powerfull forces hope you will take best possible means to explain our objects no matter Powers.(貴方の言われたやり方は採用出来ない。〜。〜列国の疑惑に拘わらず、最も実現性ある方法の採用を希望する。)

6/26三七九 京城在勤内田領事より陸奥外務大臣宛 対朝鮮政策に関し意見上申の件 朝鮮の独立国たるを公認するに止まらず更に独立を擁護するには、当国の外政・内政に干与し、他国の干渉侵略は拒絶すべしと存じ候 当国の成り行きに関し関心を持つのは日清英露米獨仏なれど、英露米独仏は我が国と衝突するの愚策は取らざるものと相信じ候 当国を富強の域に導き一は我が帝国の藩屏を強固にし、一は当国に勢力を拡張して帝国商民の利益を増進する御政策を採られ度きものと存じ候 

7/12四〇三 陸奥外務大臣より大鳥公使宛(電報) 英国の調停失敗せる故断然たる処置に出ずべき旨訓令の件 Otori, Seoul. (38). After the failure of British mediation in Peking it is now necessary to take decisive steps; consequently you will commence active movement on any pretext taking care to choose what is least liable to the criticisms in the eyes of the world. Mutsu Sent. July 12th 1894. (右訳文)北京に於ける英国の仲裁失敗したるより今は断然たる処置を施すの必要あり故に閣下は克く注意して世上の非難を来さざる或る口実を選び之を以て実際運動を始むべし。
7/23四一九 大鳥公使より陸奥外務大臣宛(電報) 朝鮮国政府の回答不満足なる故王宮を囲む処置に出でたる旨報告の件
7/25四二二 大鳥公使より陸奥外務大臣宛 内政改革案拒絶に付き朝鮮国政府へ掛合並びに大院君執政の件 大院君入閣せしむるに付き尽力致し候へども同君応せず 国王により幽囚され居る同君の股肱鄭雲鵬を獄より出し、国分書記官と同道直ちに同君に陳告するも時刻相移り、遂に勅使至りて大院君此処に参内せられたり 本官王命により参内 大院君は大君主の命により自今政務を統括すると述べられたり。各国使臣も同二十三日午後三時進宮同じく大院君に謁見致し候

8/4四三一 露国公使「ウエーバー」氏大院君へ面謁の件
9/8四四六 大鳥公使より陸奥外相宛 大関内謡言に付き米露両公使談話並びに朴泳孝仕官に関し報告の件 一昨日七日朝、米公使は俄公使同道来館 朴泳孝は仕官を国王に迫り、本日四時までに採用無き時は日本兵を率いて大関に迫るとの謡言あるが如何にと申し候 両公使談話の通りにも之有るまじく候得ども朴氏は当朝廷の内幕如何を顧みず軽々しく危言を放ちたるものと信じられ候
(附属書一)8/29付き大関内謡言に関する米国公使の質問書
(附属書二)8/29付き米国公使声明書 
Statement
I understand that the chief and plainly avowed purposes of the Japanese Government concerning Korea, to be as follows: To assure real sovereignty and actual independence to the Korean Kingdom, and To initiate and insist upon such radical reforms in the administration of the Government as will enable said Kingdom to meet successfully and with suitable dignity, the grave responsibilities that of necessity go along with real sovereignty and actual independence. I also understand that the Japanese Govenment does not intend to overthrow the present form of Korean Government and that it has no design to dethrone or to supplant the present Sovereighn or in any way to harm or to deport either himself or his Queen. 
 John M. B. Sill U.S. Minister Resident and Consul General. Legation of the United States. Seoul, Korea. Aug. 29, 1894.
(私は日本政府の目的が朝鮮独立とそのための根本的行政改革であることを理解する。又、日本政府は朝鮮政府の現形を変えるとか、現国王を退位させるとか、何らの方法で国王または王妃を傷つけたり、追放したりするとかの意思なしと理解している。)

[コメント]日清戦争開戦当初の朝鮮駐在日本公使大鳥啓介氏は私は名前を微かに記憶している程度でしたが、公使在任中の行動を知り、生い立ちと事跡を調べて感じたのは氏は明治時代において世界に通用する日本の三大英傑の一人なのではないか、ということであります。私の独断と偏見によるものでありますが・・・。三傑の他の二人は陸奥宗光氏と小村寿太郎氏であります。このお二方のことについては、歴史的にも有名であります。

大鳥啓介公使は元幕府の陸軍奉行で、京城進入に際して軍を指揮するや疾風迅雷、鬼神もこれを避くの力を発揮し、味方の損害は軽微で、交戦相手の戦闘能力を素早く奪って無要の殺戮をせず、しかも一般民衆等兵士にあらざる者を殺傷することを極度に恐れています。このようなことは日清戦争においても、日本の他の対外戦争に於いても空前絶後というべきでありましょう。但し、私は日本政府の日清戦争における行動を全面的に容認する者ではありません。私は三大英傑が日本政府の中枢勢力に属していなかったことを惜しみます。しかも尚、日清戦争において日本が英米独仏露列国との熾烈な外交合戦で引けを取らなかったのはこの三大英傑の働きが大きかったのではないか、と考えます。
(記入:051119 21:30 藍愛和)

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